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【千葉】

県内で猛烈な雨 避難者1000人超す

冠水する道路と動けなくなった車=館山市で

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 発達した雨雲の影響で、県内では25日、猛烈な雨に見舞われ、土砂崩れや河川の氾濫が相次いだ。夕方までに335カ所の避難所に、1000人を超える住民が避難した。 (中谷秀樹、山田祐一郎)

■氾濫

 大雨による河川の氾濫が各地で発生した。県によると、市原市の神崎川や茂原市の豊田川など少なくとも七つの河川の七カ所で氾濫が確認された。さらに増える可能性があるという。市原市では、これ以外の氾濫や越水などの情報が複数寄せられた。

 同市内を流れる養老川でも氾濫があったとして、市は午後三時に流域の三百九十九世帯八百九十三人に対し、災害発生情報を発令。五段階で最も高い警戒レベル5で、命を守るための最善の行動を取るよう求めた。

 君津市の亀山ダムと市原市の高滝ダムでは、降雨で満杯近くなった水を放出する緊急放流が一時検討され、管理する県は下流の自治体に予告通知した。その後、雨が弱まりダムは一定の水位を保っているとして、緊急放流は実施しない見込みと通知した。

土砂の重みで道路に崩れ落ちた民家=千葉市緑区誉田町で

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■避難

 県と銚子地方気象台は、野田、流山、浦安各市、九十九里、白子両町、長生村を除く四十八市町に土砂災害警戒情報を発令した。夕方までに三十七市町で避難勧告が出された。市原、茂原両市など十市には、さらに強い避難指示を出した。午後六時現在、県内各地の三百三十五カ所の避難所に千百三十四人が避難した。

■雨量

 台風21号と低気圧の影響で大雨となった県内では、各地で記録的な雨となった。鴨川市では、一時間に八五・五ミリを観測し、観測史上最も多くなった。

 また三時間雨量は、鴨川市(一六〇ミリ)、市原市(一三九・五ミリ)、佐倉市(一二一ミリ)で観測史上最も多くなった。

 十二時間雨量は、市原市で二八三・五ミリ、大多喜町で二七一・五ミリに上り、平年の十月一カ月分に相当する雨量となった。

■交通

 交通網も大きく乱れた。二十五日午後五時現在、JRは内房線と外房線の一部や久留里線が運休、総武線と成田線、鹿島線の一部も運休した。高速道路は、東関東自動車道や新空港自動車道、京葉道路、千葉東金道路、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、館山自動車道、富津館山道路が一時、一部通行止めになるなどした。

 成田空港では二十三便が悪天候で着陸できず、羽田や中部、関西に降りた。また、JRやバスの運休が続き、利用客で到着ロビーが混雑した。

旅行者らで混雑する到着ロビー=成田空港で

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