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【千葉】

豚コレラ対策 野生イノシシ 捕獲強化へ

豚コレラ防疫演習で、人形を使って実施された感染豚の殺処分作業=千葉市若葉区で、県提供

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 家畜伝染病「豚コレラ」の感染が全国的に広がっていることを受け、県は今月から県北東部の六市町を「重点エリア」に設定し、感染源の一つとされる野生イノシシの捕獲の強化に乗り出した。飼育頭数六十万頭で全国五位と養豚が盛んな県として感染を水際で防ぐ考えだ。 (中谷秀樹)

 捕獲強化は国が九月に豚コレラの感染地域や周辺の都府県に要請した。県は成田、銚子、香取、印西、旭の各市と東庄町を重点エリアに選んだ。いずれも県境近くで養豚場があり、野生イノシシの定着が確認されている。六市町の本年度の捕獲目標を前年度の千二百二十八頭から千五百三十頭に25%引き上げる。

 これまで県が、生息範囲の拡大防止目的で香取と成田両市の一部地域でのみ実施していた、わなによる捕獲を六市町で進める。また、全市町村に捕獲強化を文書で要請する。

 豚コレラを巡っては、九月に埼玉県で豚や野生イノシシで確認されたほか、十月には群馬県で野生イノシシに感染が見つかった。森田健作知事は「発生地域を考えると、いつ県内で豚コレラが発生してもおかしくない」と述べ、現時点で豚コレラが発生した十二県でしか認められていないワクチン接種を千葉県も対象とするよう求める要望書を九月に国に提出。群馬県の山本一太知事の働き掛けで関東七都県で接種を認めることを国に要望することで足並みをそろえる。感染の早期発見や実態把握を図るため、捕獲したイノシシのうち六十頭について県内で初めて生体の血液検査を実施し感染の有無を確認する。感染があった場合は、周辺地域の養豚場を監視下に置く。先月二十九日には豚に感染が確認された際の防疫演習も開いた。

 森田知事は「養豚農家の不安を払拭(ふっしょく)するため、一丸となって取り組んでいく」としている。

 

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