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【千葉】

成田・川豊本店店舗など 国有形文化財登録へ

名勝地登録の答申を受けた染谷氏庭園=柏市で

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 国の名勝地に「染谷氏庭園」(柏市鷲野谷)が、有形文化財に「川豊本店店舗」(成田市仲町)、国史跡に指定済みの「里見氏城跡」(館山、南房総両市)が、指定範囲を拡大して登録される見通しとなった。県内の名勝地は三件、有形文化財は二百八十五件、史跡は三十件となる。文化審議会が十五日、文部科学相に答申した。

 染谷氏庭園は江戸時代の名主役邸宅で、手賀沼南岸の集落にある。登録されたのは敷地全域一万三千二百平方メートルで、主屋の東側は旧畑地。南側には枯池や築山、雪見灯籠、自然石の橋が配され、幕末から近代にかけての千葉の農村地域の造形を残しているという。

登録有形文化財の答申を受けた川豊本店店舗=成田市で

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 川豊本店店舗は、成田山新勝寺の参道に西面して立つ木造三階建て店舗。一九一一(明治四十四)年ごろ建設され、二六年に増築された。かつて成田山詣での旅人たちの旅籠(はたご)として使われていたといい、ひときわ高い建物は門前町の歴史的景観を特徴付けている。

 川豊は川魚卸から始まって百十年の歴史がある。職人が朝から店頭でウナギをさばき、串打ちし、香ばしく焼き上げていて、成田観光の魅力にもなっている。看板が掛かる大きな梁(はり)は樹齢数百年の県産杉で、節がまったくない。二階の天井は木目が美しい希少な神代杉を使用している。三代目の伊藤小澄社長(48)は「先代から預かった趣ある雰囲気の建物を大切にしながら、うなぎの味と接客の向上に努めていく」と話した。

 里見氏城跡は、これまで未指定だった岡本城の西側と、港として機能したと考えられる入り江南端部の平たん地を追加指定する。 (中谷秀樹、小沢伸介)

岡本城跡の国史跡の追加指定地(右側の山間部など)=南房総市で(いずれも県提供)

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