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【千葉】

全国初? ワンストップサービスとは 市民の諸手続き1カ所で 市川市

 市川市が新第一庁舎に導入予定の「ワンストップサービス」とは、どんな内容なのでしょうか。階段を新設する追加工事に対し、市議会九月定例会では、市に「必要性を慎重に判断」するよう求める決議案を可決していますが、その背景などを探りました。

 Q どんなサービスですか。

 A 公的書類が必要な市民が市役所を訪れた際、通常は戸籍や国民保険、年金などの各課を回って手続きを進めます。今回の新たなサービスでは、訪れた市民が一階の「ワンストップ」スペースに案内され、その場で各課の担当職員が入れ替わりで応対し、諸手続きを進める方式です。

 Q いろんな手続きが、まとめて可能になるんですね。

 A 職員は「ワークスペース」にいて、市民が訪れると、申請内容などを聞き取りしながらタブレット端末に入力。その場で手続きを進めます。職員の執務スペースは二階にあり、必要に応じて二階にいる職員も、一階に降りてきて市民に応対します。このため職員が一、二階を行き来できるよう、フロア中央部分に階段を新設したい−というのが、市の説明です。

 Q 他の市役所で、導入事例はありますか。

 A 市によると、全国で初の試みになりそうです。現在、ほとんどの市役所で市民が各課を回るのは、専用端末の前で職員が手続きを進めるため。しかし、市川市の新第一庁舎では無線のタブレット端末を多用することで、端末側を移動させることが可能になる、としています。

 Q では、階段の追加工事はいつ決まったの。

 A 正式決定は今年八月。当初の計画では、他の多くの市役所と同様、一階のワンフロアに、市民が多く利用する各課と窓口を集約する予定でした。しかし、村越祐民市長の発案で、今回のワンストップサービスを導入する方針が決まり、公表しました。

 Q 九月市議会では、この計画に反対する意見が出ましたね。

 A 新庁舎の完成時期は当初、来年七月でした。反対した議員は、建設に向けて何年も検討作業を続けてきたのに、完成の約一年前になって突然、村越市長が新方針を打ち出した−と反発。追加工事費などは約一億五千万円。供用開始時期が、約五カ月遅れになることなども問題視しました。

 Q 今後はどうなりますか。

 A 九月議会では、階段追加工事について、「必要性を慎重に判断」と決議されましたが、同時に「白紙撤回」を求める決議案も上程され、こちらは賛成少数で否決されています。今月二十九日開会の十二月議会を経て、来年二月議会での議論が焦点になりそうです。

市川市の新第一市庁舎1階のイメージ図。左側から訪れた市民は、中央部の「ワンストップ」エリアに。タブレットを持参した担当職員が入れ替わりで訪れ、諸手続きを進める

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当初の計画案。「執務室」スペースに、市民の利用が多い各課を配置する予定だった(「広報いちかわ」2014年10月11日特別号より)

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