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【千葉】

南房総の観光客半減 9月の前年比、県調査 台風15号断水など影響

東北自動車道の蓮田SAで観光復興をPRする南房総観光連盟のブース=埼玉県蓮田市で(南房総観光連盟提供)

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 台風15号で停電や断水の長期化など被害が大きかった南房総地域で、九月に主要観光施設を訪れた観光客数が前年より半減したことが県の調査で分かった。県全体でも観光客数が約三割減少した。県や市町村は観光復興のPRに力を入れている。 (中谷秀樹)

 観光客数の動向は、動植物園や水族館、博物館、文化施設、観光名所など県内四十三施設の入客数の合計から分析した。県全体の九月の入客数は五十六万三千人で前年から29%減った。南房総、九十九里、北総、ベイエリア・東葛飾の四地域のうち、館山、南房総、木更津、勝浦、鴨川、君津、富津各市など南房総地域が、十五万七千人で前年比49%減。山武、東金、茂原各市などの九十九里地域は六万一千人で同19・5%減と続いた。

 宿泊客数も前年十九万人から十七万二千人と9・5%の減少となった。地域別では南房総地域が33・6%減、九十九里地域が21・2%減と続いた。県は台風19号、記録的豪雨があった十月分も公表する予定。

 被災地を観光することの敬遠感などが観光客の減少につながっているとみられる。南房総、鴨川、館山、鋸南の四市町の行政や観光関係者でつくる南房総観光連盟は、十月下旬に東京の地域活性化イベント、十一月中旬に埼玉県であった観光復興イベントに参加し、県外の人に来訪を呼び掛けた。だが、来場者からは「被災されている方の前で観光するのは忍びない」との声も聞かれたという。

 同連盟事務局は「観光分野の受け入れ態勢は一連の災害前の状態に復旧している。客足が戻るように情報発信していきたい」としている。県も、被災地を訪れる観光客の旅行代金を割り引く国の「ふっこう割」の導入を検討している。

 

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