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【千葉】

防衛省オスプレイ暫定配備計画 「説明に不合理な点ない」 報告書公表

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 陸上自衛隊木更津駐屯地の垂直離着陸輸送機オスプレイ暫定配備計画を巡り、木更津市は六日、六〜八月の住民説明会で出された疑問に、防衛省がどのように回答したかを論点とした報告書を公表した。オスプレイの安全性について「防衛省の説明に不合理な点はない」と結論付けるなど、同省の主張におおむね理解を示す内容となった。ただ、暫定配備受け入れの可否は留保しており、同省に引き続き暫定期間の明示を求めていく方針。

 世界各地で墜落事故を起こしているオスプレイについて、防衛省は十月に示した回答で、墜落原因は機体の不具合でなく、人為的ミスと強調。操縦ミスなどに備え、機体の重要機能は補完性が確保され、万一の際もバックアップが可能としている。人為的ミスの防止対策として、東京湾や千葉県上空で空中給油訓練を行わないことを挙げている。

 市の報告書は、この回答内容を踏まえ「市民の不安が解消されるよう、防衛省に万全の対策を求めていく」とした。

 飛行経路の順守や、深夜・早朝の飛行は控え、騒音被害が出ないように取り組むとの防衛省の回答にも、市は「不合理な点はない」と評価。高度約二百四十メートルを飛行するため、下降気流でノリ養殖に影響が出ることは考えられないとする回答にも理解を示した。

 市は、国の防衛政策に関する協力依頼には「重く受け止めるべきであること」とした上で、市民生活への影響を極力抑えるよう、防衛省が今後、真摯(しんし)に対応するかどうかを、暫定配備受け入れの重要な判断材料にするとした。 (山田雄一郎)

◆船橋への飛来反対 市民団体が市長宛て署名

 垂直離着陸輸送機オスプレイを陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備する計画で、船橋市などの有志でつくる市民団体が六日、上空への飛来に反対する五百七十五人分の署名を松戸徹市長宛てに提出した。オスプレイに陸自第一空挺(くうてい)団(同市)が搭乗し、習志野演習場を活用することを想定−と防衛省が説明しているとして、「オスプレイの飛来には反対だ」と訴えた。

 市民団体は、今年六月に発足した「どこの空にもオスプレイはいらない@フナバシ」。演習場一帯の船橋、八千代、習志野の三市は人口約百万人の人口密集地であり、メンバーは「事故や騒音が心配」として、十月下旬から船橋駅や津田沼駅などで署名活動を行った。

 集めた署名を、山崎健二副市長に手渡した十人は「演習場周辺の住民からは『大変なことになる』との声が上がっている。国に説明を求めてほしい」とも要望。山崎副市長は「三市で連携し、必要に応じて国に求めることになる」と応じていた。 

  (保母哲)

 

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