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【千葉】

県職員、長男虐待容疑 県庁に動揺広がる

アパートで現場検証する県警の捜査員=千葉市稲毛区作草部2で

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 「全く信じられない」。育児休業中の県職員石谷健二容疑者(23)=千葉市稲毛区作草部二=が、生後四カ月の長男に対する傷害容疑で逮捕された六日、県庁には衝撃が走った。一月の野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=の虐待死事件を教訓に、子どもの虐待撲滅へ取り組みを強化したばかり。関係者らに動揺が広がった。 (中谷秀樹)

 森田健作知事は記者団の取材に「全庁を挙げて必死に取り組んでいるときに、職員がこのような件で逮捕され、県民に対して誠に申し訳ない」と頭を下げた。先月二十五日に野田市の事件で検証委員会から、再発防止の提言を盛り込んだ報告書の答申を受け、「このようなことを二度と起こさないよう取り組む」と虐待撲滅を誓っていただけに、身内の県職員の逮捕に落胆を隠せなかった。

 「明るくてまじめな青年だった」。石谷容疑者が所属する県政策法務課の上司は、会見でこう心境を述べた。県によると、同容疑者は高校卒業後の二〇一四年に入庁し、今年四月に現部署に異動。妻も県職員で前任の健康づくり支援課の同僚だった。七月中旬に長男が生まれ、夫婦で育児休業を取得。同容疑者は来年一月に復帰する予定だった。

 同容疑者は先月十五日、妻と長男を連れて職場を訪れ、同僚に「育児頑張っています」など近況報告したという。上司は、同僚にあやされる長男をうれしそうに見ていたのが印象に残ったといい、「(長男に)傷は見当たらなかった」と振り返る。

 県では、子育てしやすい環境づくりを進める一環で、妻の出産を控えた男性職員と所属長が対話するルールが設けられ、同容疑者とも五月ごろに育休や復帰時期について話し合った。上司は「育休は本人からの申し出で、『(妻と)一緒に子育てをしたい』と言っていたのに」と残念がった。

 

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