東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

新庁舎「来年8月開庁を」 市川市議会が決議

建設工事が進む市川市の新第一市庁舎=同市で

写真

 市川市が建設中の新第一市庁舎に「ワンストップサービス」を導入するため、追加工事で階段を新設する計画を巡って、十一日の市議会十二月定例会で、当初の計画通り来年八月にオープンするよう求める決議案が可決された。決議に法的拘束力はなく、市側はオープンを五カ月遅らせて二〇二一年一月とする方針。この日で定例市議会は閉会し、追加工事の可否は予算案が提案される来年二月議会で審議される。 (保母哲)

 同市の新庁舎建設計画では、第一庁舎は来年七月に完成し、八月にオープンさせる予定だった。しかし、村越祐民市長の発案で今年八月、ワンストップサービスを導入し、職員や市民が行き来できるよう、一、二階中央部分に階段を設けることを決めた。

 追加工事費などは約一億五千万円。来年七月の完成後に階段新設工事を行い、村越市長は「開庁は再来年一月」と表明している。

新第一庁舎を来年8月に開庁するよう求める決議案は、賛成多数で可決された。奥中央は村越祐民市長=市川市議会で

写真

 この日の市議会では、一般質問終了後、新庁舎を来年八月に開庁するよう求める決議案などが上程された。提出した議員は、市が完成のほぼ一年前の今年八月になって計画を変更したことや、供用開始時期が遅れることなどを問題視。

 今月七日発行の「広報いちかわ」で新庁舎建設が特集され、第一庁舎は「令和三年一月に供用開始予定」と記載されたことを、「議会で審議中にもかかわらず、既に決まったような記述だ」とも非難した。

 採決では、この決議案に賛成が二十四人、反対が八人。退席は八人、欠席が一人だった。

 可決された決議は、階段新設について「なくてもワンストップサービスが実現できる。さらに議論を」とし、「新第一市庁舎を当初の計画通り、令和二年八月に開庁すること」と求めた。九月定例議会では、階段設置の追加工事について「必要性を慎重に判断すること」とした決議案が可決されている。

 決議について、村越市長は「再来年一月の供用をめどに検討を続けており、今後も議会と市民に説明を尽くしたい」とコメントしている。

<市川市のワンストップサービス計画> 職員が無線のタブレット端末を利用し、訪れた市民に応対する。いくつもの手続きをする市民は各課を回らず、1カ所にいるだけで、各課の担当職員が入れ替わりで必要事項を入力などする。市民の情報を一度入力すれば、違う申請でも同じ内容を再度入力しなくてすむ「ワンスオンリー」も目指している。

再来年1月に開庁予定と掲載された今月7日発行の「広報いちかわ」

写真

◆公用車にテスラ車 市長の導入責任巡る問責決議案など否決

 十一日の市川市議会では、新第一市庁舎の開庁時期に関する決議案のほか、市が市長・副市長の公用車として導入した米大手電気自動車(EV)メーカーのテスラ車を巡り、村越祐民市長に対する事実上の問責決議など計五つの決議案が上程された。

 庁舎関連を除く四件の決議案は、いずれも賛成少数で否決された。

 否決された決議案のうち問責決議案では、高額批判などでテスラ車二台の導入計画を取りやめた経緯を振り返りながら、「市政を混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた」として、村越市長に対し「一定期間の給与を減額するなど、自らの責任の取り方を示すよう強く要請する」とした。

 また、新第一庁舎に階段を設置する計画は、慎重に判断するよう求めた九月議会の決議を「軽視するものである」と非難。「市長はコンプライアンスの概念を正しく理解し、議会の権能および議決の尊重を」と求めた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報