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【千葉】

<ひとキラリ>我孫子駅にご当地ソングを 市長へ7499筆の署名 東葛飾高1年・織田涼佑さん

星野順一郎市長に渡すため、ずしりと重い7499人分の署名簿を手にする織田涼佑さん=我孫子市役所で

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 JR我孫子駅の発車メロディーに、地元ゆかりの曲を採用してもらおうと、我孫子市在住の県立東葛飾高校1年、織田涼佑さん(16)が駅利用客らに呼び掛け、7499人分の賛同署名を集めた。織田さんから署名簿を受け取った星野順一郎市長は、来年の市制50周年に、間に合うようJR東日本に要望する。 (堀場達)

 織田さんは幼少時からの鉄道ファン。「乗るのも、写真撮影するのも好き」だが、発車メロディーにも関心があり、特技のピアノは「これらを演奏したくて習い始めた」ほど。

 小学四年の時には、夏休みの自由研究で、常磐線主要駅のメロディーを聴き、それを楽譜に起こした。小学五年から中学三年までの間に、関東を中心に、二百駅近くのメロディーをスマートフォンなどに録音して集めた。

 そのうち、メロディーの中に、いわゆる「ご当地ソング」が含まれていることに気付いた。中学三年だった昨年、市の職員に相談したところ、地元全体の同意を得て、市長が要望すれば、JRが検討してくれることが分かり、自分で計画を立て、実行に移した。

 まず、夏休みを利用し、ご当地ソングを採用している全国二十三駅の自治体や団体などに、電話やメールで問い合わせた。先行駅の例から、市の人口の4・7%に当たる六千人分を集める目標を設定し、今年八月、署名活動を始めた。

 趣意書や署名用紙を自作し、我孫子駅周辺の市内小中学校に配って保護者に渡してもらったり、市の協力を得て、市内各地の行政サービスセンターに置いたりした。イベントに出向き、野外で署名を集めたこともある。

 採用を求めているのは「あびこ市民の歌」と「河童(かっぱ)音頭」の二曲。市民の歌は「シクラメンのかほり」の作者などとして知られるシンガー・ソングライターの小椋佳さんが作曲し、一九八一年に出来上がった。音頭は毎夏恒例のあびこカッパまつりなどで披露され、親しまれている。

 星野市長は「七千五百人の思いを受け取った。市制五十周年に向け、実現させたい」と話し、年内にJR東日本東京支社を訪ね、要望する意向だ。メロディー採用時にかかる制作経費など、JRに対する負担金は、来年度予算案に計上したいという。

 織田さんは「多くの人の協力や応援で、自分の思いが大きな輪となって広がったことがうれしい」と笑みを浮かべた。

 

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