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【千葉】

「配慮はしても遠慮はしないで」長生村の一松小で授業 視覚障害ある元アーチェリー選手・田中利樹さん

「障害=マイナスではないということを知ってほしい」と児童たちに話す田中さん(左)=長生村の一松小学校で

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 子どもたちに多様性への理解を深めてもらおうとパラスポーツの魅力を伝える授業「あすチャレ!スクール」が今月十六日、長生村の一松小学校であった。視覚障害がある元アーチェリー選手の田中利樹さん(29)が講師を務め、「障害者に遠慮しないでほしい」と訴えた。

 生まれつき視神経に腫瘍があり、右目の視力が全くない田中さんは、大学時代にアーチェリーと出合った。「周りからは止められたが、自分はできるんだということを知ってほしかった」。大学三年時には九州で健常者が出る大会に出場した。

 この日は小学四〜六年の児童八十四人が授業に参加。田中さんは高校時代、体育祭や球技大会に参加させてもらえなかった経験を振り返り、「障害者に対して、配慮はしても遠慮はしないでほしい。どうすれば一緒に物事をできるかを考えてほしい」と呼び掛けた。

 児童たちは目隠しをした状態で声も出せないじゃんけんゲームで視覚障害者の感覚を体験した。五年生の吉岡錬心(れんしん)くん(11)は「今までは困ってそうな障害者の人がいても、声をかけると迷惑だと思ってた。これからは自分から声をかけていきたい」と話した。 (丸山将吾)

 

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