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【千葉】

荷風と潤一郎 文豪の交流たどる 市川市文学ミュージアムで企画展

永井荷風と谷崎潤一郎が交わした書簡などが展示された企画展=市川市文学ミュージアムで

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 市川市で晩年を過ごした永井荷風(1879〜1959年)と、谷崎潤一郎(1886〜1965年)の文豪2人の交流を、交わした書簡や作品からたどる企画展が19日まで、市川市文学ミュージアム(市生涯学習センター2階)で開かれている。

 「あめりか物語」「断腸亭日乗(だんちょうていにちじょう)」などで知られる荷風は東京で生まれ、1946年から市川市内で暮らし、生涯を閉じた。潤一郎の作品は「痴人の愛」「細雪」など。2人は戦争もあった明治、大正、昭和の激動の時代を過ごしながら、親交を重ねている。

 米国での見聞をつづった「あめりか物語」は、荷風の初期の代表作。この作品を23歳で療養中の潤一郎が読み、元気を取り戻した。第2次大戦末期の45年8月、荷風が潤一郎の疎開先である岡山県を訪ねると、潤一郎は当時、貴重だったすき焼きでもてなした。こうした2人の交流ぶりが、交わした書簡や書籍からうかがわれる。

 会場には2人の写真や、荷風が愛用した帽子やネクタイ、眼鏡、筆道具などを含め、前期と後期展で計約160点を展示した。13日午後2時からは、映画「細雪」の上映がある。定員は当日先着220人。

 今回の企画展は、荷風の生誕140年・没後60年を記念し開催した。休館は原則月曜。観覧料は一般500円、65歳以上400円、中学生以下無料など。問い合わせは、同ミュージアム=電047(320)3334=へ。 (保母哲)

 

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