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【千葉】

交通死172人 初のワースト 昨年 65歳以上90人で最多

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 二〇一九年の県内の交通事故による死者数は、百七十二人(速報値)で、前年よりも十四人少なくなったが、全国で最多となった。県警によると、死者数の都道府県別順位がワーストになったのは記録が残る一九四八(昭和二十三)年以降で初めて。六十五歳以上の高齢者が全体の半数以上を占めており、対策が急務となっている。

 県警交通総務課のまとめでは、死者の年代別では六十五歳以上が九十人で最多。二十五〜六十四歳が五十八人で続き、二十五歳未満の若者(中学生以下を除く)が二十一人、中学生以下は三人だった。形態別では、最も多かったのは歩行者で前年よりも十五人多い七十五人(43・6%)。このうち四十九人は高齢者だった。発生時間帯は、夜間が58・1%だった。

 全国的には、車の安全性向上のほか、シートベルトの着用率向上や飲酒運転に対する罰則の強化などにより、交通事故の発生件数、死者数ともに減っている。県内の交通事故死者数も一九七〇年の七百二人をピークに減少傾向で、二〇一四年以降は二百人未満で推移している。

 県警は昨年以降、横断歩道での歩行者保護を徹底する「ゼブラ・ストップ作戦」を推進するほか、交通機動隊に事故抑止に当たる白バイ部隊「特命広域機動班」を設置したり、可搬式速度違反取り締まり装置を新たに導入したりするなど、対策を強化している。

 交通総務課の担当者は「昨年より減ったが、百七十二人の方が亡くなったのは残念だ。原因を分析し、不幸な事故を一件でも減らせるよう、全力で取り組みたい」と話した。 (山口登史)

 

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