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【千葉】

IR誘致 千葉市が見送り 反対派「見送りでなく断念すべき」 推進派「観光の流れ作りたかった」

 千葉市がIR誘致を見送ったことについて、反対派からは安堵(あんど)の声が上がった一方、推進派や参加希望事業者は残念がる声が聞かれた。

 静岡大の鳥畑与一教授(国際金融論)は、事業者による事業構想を挙げ、「横浜や大阪に比べ、計画の内容は見劣りし、明らかに無理があった。見送りは賢明な判断」と受け止める。候補地に挙げられていた幕張新都心エリアは、文教地区や住宅地が含まれるため、「IRを整備すれば住民への背信行為。見送りではなく断念すべきだろう」と強調した。

 IR誘致に反対する市民団体「カジノ問題を考える千葉市民の会」の布施貴良代表も「市の今回の評価を歓迎したい。引き続き、カジノは千葉や関東にふさわしくないものとして、活動を続けていきたい」と話した。

 一方、千葉市に事業提案した八事業者の一つで、地元中小企業が共同出資して二〇一七年五月に設立された誘致準備会社「ちばの未来MICE・IR」で中心的役割を担うデザイン会社社長の松本有(たもつ)さん(67)は「非常に残念な判断」と残念がった。「誘致できれば市の観光資源になるし、県全域の観光振興の流れを作りたかった」と述べた。

 IR誘致を推進する市議らによる「IR議員連盟」で会長を務める森茂樹市議(自民)は「具体的な方向性が全く決まっていなかった中で今回、国が提示したスケジュールでは厳しかった。仕方ない」と述べた。  (太田理英子、丸山将吾、中谷秀樹)

 

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