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【千葉】

成田空港のUD(ユニバーサル デザイン)国交相表彰受賞 発達障害ある人にも使いやすく

活発に議論する成田空港UD推進委員会の委員ら=東京都内で(昨年12月)

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 成田国際空港会社(NAA)による東京五輪・パラリンピック対応の一つで、世界最高のユニバーサルデザイン(UD)水準を目指した多様な取り組みが、第十三回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞した。二十三日に都内で表彰式がある。

 NAAは二〇一八年以降、障害がある人が気持ちを落ち着けるための「カームダウン・クールダウンスペース」の設置、空港に到着してから搭乗・降機するまでの事前学習冊子の発行、発達障害のある人と家族の搭乗体験プログラムなどを実施してきた。

 これらの取り組みは、一七年に設立された「成田空港UD推進委員会」で基本計画を策定して着実に整備改善を進めていて、特に発達障害がある人に向けた取り組みが先進的で、多様なコミュニケーション手段が導入されていることなどが評価された。

 同推進委員長の秋山哲男・中央大教授は「障害者団体と研究者、空港会社が三つどもえの議論でまとめたものを設計に生かしており、こんな例は今までなかった。成田空港のUDは来年度さらに充実するが、今回の受賞でも不思議でない」と話した。

 表彰は、〇六年十二月に施行されたバリアフリー新法の趣旨を踏まえ、国土交通分野のバリアフリー化推進に多大な貢献をした個人・団体の取り組みを広く普及・奨励する目的。今回は全国から十五件の推薦があり、NAAを含む六件が受賞した。 (小沢伸介)

 

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