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【千葉】

野田虐待死から1年 再発防止へ対策強化 対応マニュアル改定など

心愛さんが書いたいじめアンケート

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 野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が自宅で両親から虐待を受け、死亡した事件は二十四日で一年を迎えた。事件では、県柏児童相談所や野田市など関係機関のずさんな対応が明らかになった。国の法改正の動きを加速させたほか、自治体も再発防止のため、対策強化に乗り出している。この日は、各関係機関で職員らが黙とうを行った。(林容史、山口登史)

 事件では、傷害ほう助罪に問われた母親(32)の有罪が確定。父親の勇一郎被告(42)が傷害致死などの罪で起訴され、二月二十一日に千葉地裁で裁判員裁判の初公判が開かれる。

 全国で「しつけ」と称した児童虐待が相次いだことを受けて、親権者や里親らによる体罰禁止が盛り込まれた改正児童虐待防止法などが、今年四月に施行される。

 県の検証委員会は昨年十一月、報告書をまとめ、一度は保護した心愛さんを勇一郎被告の元へと戻した児相や市教育委員会の対応を批判。県は、虐待通告元の秘匿や保護解除後の安全確認徹底を盛り込むなど虐待対応マニュアルを改定した。県は、児相の負担軽減のため、管轄区域の見直しも検討中で、県社会福祉審議会が、県児相を現状から二増の八施設とすることを求めている。

 野田市の再発防止合同委員会も今月二十三日に検証委員が報告書をまとめ、児相と市教委の連携不足があったと指摘した。

 

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