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【千葉】

20年度・県予算一般会計 過去最大1兆8194億円 災害復旧や五輪費用など

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 県は三十日、二〇二〇年度の当初予算案を発表した。一般会計は一兆八千百九十四億八千五百万円で、前年度比3・3%増。社会保障費や人件費が膨らむなどして過去最大規模で、増加は七年連続。県の貯金に相当する財政調整基金を五百億円取り崩すなど財政の厳しさをうかがわせた。予算案は二月十三日に開会する県議会定例会に提案される。 (中谷秀樹)

 昨年の台風災害の復旧事業として、一宮川流域浸水対策特別緊急事業の十七億二千八百万円など計四十五億四千二百万円を計上。一九年度補正と合わせると約六百十億円となる。東京五輪・パラリンピック関連として、聖火リレーの準備や運営、テロ対策の資材の整備費など大会期間中や関連行事の経費を中心に計三十六億円を盛り込んだ。

 インフルエンザで療養中の森田健作知事はコメントを発表。来年四月に任期満了を迎えるため事実上、三期目総決算となる予算編成を「次世代への飛躍予算」と名付けた。

 歳入は、自主財源の県税が百四十八億円増加。消費税率の引き上げで地方消費税は三百一億円増えると試算したが、不安定な景気動向などで、法人県民税などは伸び悩むと見込む。財政調整基金の取り崩し額は過去最大で、残高は五百六億円(一九年度末見込み)から六億一千八百万円と大幅減となる。国交付金や県債発行を除いた自主財源比率は、0・7ポイント上がり64・6%となった。

 歳出は、社会保障費が一九年度の百六十三億円増に続いて二〇年度も百四十二億円増加。幼児教育無償化や高齢化による介護費負担などが影響する。消費増税により市町村への税交付金が二百二十三億円増えた。

 北千葉道路や圏央道インターチェンジへのアクセス強化といった道路網の整備に六百五十七億円を盛るなど、投資的経費は三十九億円増える。県債残高は三兆六百五十五億円で過去最大の一九年度より百八十一億円減った。一九年度二月補正予算案も発表。補正後の総額は一兆七千九百二億三千百万円となる。

 

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