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【千葉】

ニセ電話詐欺 カードすり替え型急増 県内件数は前年比2.3倍

 県警は、県内で昨年発生したニセ電話詐欺事件の被害状況をまとめた。認知件数は千四百九件(前年比七十六件減)で、被害総額は二十五億五千八百十二万円(同約二億二千万円減)だった。被害者宅を訪問し、キャッシュカードを別のカードとすり替えて盗む「すり替え型」の手口が件数、被害額ともに急増しており、県警は注意を呼びかけている。 (山口登史)

 すり替え型では、警察官や百貨店の担当者を名乗る人物が住宅を訪れて「キャッシュカードが不正に使われている。新しいカードが到着するまで、封筒にキャッシュカードと暗証番号を書いたメモを入れて保管してほしい。封印するので割り印が必要」などとうそを言って、住人が印鑑を取りに行くなど目を離した隙に、別のカードが入った封筒とすり替える。

 県警捜査二課によると、すり替え型は、容疑では窃盗に当たり、昨年からニセ電話詐欺の統計には含まれるようになった。昨年は三百三十一件五億六百二十二万円で被害件数は前年比約二・三倍、被害額は同約三億六千五百万円増。捜査二課の担当者は「被害者は封筒が手元にある安心感から被害の発覚が遅れるケースが多い」と分析する。

 昨年の被害のうち、息子や孫などをかたるオレオレ詐欺は、認知件数は約57%に当たる七百九十九件、被害額は約十二億四千八百万円で半分近くを占める。被害者の約92%が六十五歳以上の高齢者だった。

 ニセ電話詐欺(すり替え型を含む)で容疑者として立件できたのは百四十五人で、大半が「受け子」や「掛け子」など組織の末端構成員。主犯格は一人にとどまったという。

 県警の担当者は「声を録音されるのを嫌がる犯人には、留守番電話に設定するだけでも一定の抑止効果がある」と日常的に留守番電話の設定にすることを呼び掛けている。

 

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