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【千葉】

関東大震災の記憶を後世へ 館山市立博物館の文化財マップ作製

関東大震災の文化財マップ=館山市館山で

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 関東大震災の記憶を後世につなげようと、館山市立博物館(同市館山)は文化財マップ「館山市に残る関東大震災の記念碑と痕跡」を作製した。館山市と南房総市に残る十八の震災遺跡を紹介し、同館一階で無料配布している。

 同館でボランティアとして活動する「ミュージアムサポーター絵図士」のメンバーが、関東大震災ゆかりの史跡十八地点を訪ね、震災記念碑や痕跡を調査し、概要をB4一枚にまとめた。表面に十八地点の所在地を丸数字で記入し、裏面にそれぞれの解説を載せた。

 マップでは、腰越延命院(同市腰越)の「大正十二年大震記念」碑について、「腰越の在郷軍人会と青年団一同が、追悼のために大正十三年の一周忌に建てた碑。記念碑の左に倒れている大きな岩は、露頭の岩の基礎部が地震により折れて倒れたもの」と紹介する。

 同博物館によると、関東大震災で市内の死者は七百二十七人で、県全体の死者行方不明者の半数以上を占めた。十メートル近くの津波が押し寄せ、火災も発生。五千九百三十五戸が全壊した。

 同博物館は「昨年は台風による大災害に襲われたが、過去の災害を振り返り、教訓にできることがあればとの思いで、今回、マップを作製した」としている。

 問い合わせは、同博物館=電0470(23)5212=へ。 (山田雄一郎)

腰越延命院の関東大震災記念碑=館山市腰越で

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