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【千葉】

八千代市長、新庁舎「1〜2年遅れ」 新年度予算案 体育館改修を優先

耐震化工事が行われている八千代市の現庁舎=同市で

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 八千代市の服部友則市長は十三日、市庁舎の建て替え計画で、二〇二〇年度予算案に予定していた新庁舎の実施設計費の計上を見送ったことを明らかにした。昨年秋の台風による暴風雨被害で、避難所である小中三校の体育館が使えず、体育館の改修工事を優先するとした。服部市長は「見送りは私の判断。新庁舎のオープンは一〜二年遅れると思う」と述べた。

 現庁舎は旧館(地上五階地下一階)が一九六九年、新館(地上六階地下一階)が七六年にそれぞれ完成した。老朽化が進んでおり、調査で、構造耐震指標(Is値)が旧館は〇・二一、新館は〇・三五。〇・三未満だと「倒壊や崩壊の危険性が高い」、〇・三〜〇・六未満だと「倒壊や崩壊の危険性がある」とされる。

 財政に余裕がない中、新庁舎建設には百億円余が必要になるため、一七年五月の市長選でも建て替えか耐震補強かが争点になり、初当選した服部市長は現在地での建て替え計画を進めてきた。庁舎整備基本計画を策定し、一九年度の基本設計を経て、二〇年度は実施設計、二一年度に着工、二三年度に新庁舎で業務を開始するスケジュールだった。

 ところが、昨年秋の台風襲来時、市立の小中三校の体育館が暴風雨で破損し、雨漏りしたため避難所として使えなかった。市によると、三体育館の改修費は計約三億円。服部市長は「暴風雨による雨漏りは想定していなかった。今年も暴風雨に見舞われる可能性がある」と話し、新庁舎建設を遅らせ、体育館改修費に充てる意向を示した。

 現庁舎の耐震化工事を進めていることも挙げながら、服部市長は「(専門家から)地震で庁舎がすぐに倒壊することはない、との意見を受けた」と説明。「限られた予算の中で、体育館改修と庁舎建設の両方をやる訳にはいかない」とし、基金などを取り崩して改修費に充てることは「考えていない」と述べた。 (保母哲)

 

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