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【千葉】

皆が元気になる絵を皆で さんむ医療センター、きょうにも完成

絵の制作を進めるバルサミコヤスさん(右から2人目)と職員ら=山武市のさんむ医療センターで

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 山武市のさんむ医療センターで、壁を使った巨大な絵の制作が進んでいる。患者や職員に安らぎや明るい気持ちを持ってもらうための「ホスピタルアート」の一環。同市出身のアーティスト・バルサミコヤスさん(28)が職員や患者と一緒に手掛け、十六日にも完成する予定。 (太田理英子)

 絵の“キャンバス”になるのは、北棟一階のエレベーター前にある約十八平方メートルの白い壁。同センターによると、これまでは病院の案内図が掛けられていただけで、一帯は殺風景な雰囲気だったという。

 バルサミコヤスさんは赤や青、黄色など鮮やかな塗料を使い、壁中にキリンやウサギなどの動物たちを描く。

 大きく描いた太陽の周りには、職員らが「皆が元気に過ごせるように」などと願いを込めて一人一人手形を押している。

 人気歌手きゃりーぱみゅぱみゅさんなど、有名歌手のCDジャケットのデザインやミュージックビデオの美術を手掛けてきたバルサミコヤスさん。ホスピタルアートは初めてだが、知人を訪ねてアフリカ・ザンビアの病院に行った時に待合室の暗さに衝撃を受けたことがあったという。「患者さんの癒やしになる作品を」との同センターの依頼を引き受け、八日から制作を始めた。

 通りかかった患者たちからは「元気になる絵だね」などとたびたび声を掛けられ、手形を押してくれる人もいるという。バルサミコヤスさんは「皆で思いを一つにした作品。少しでも病院に来る人の気持ちが和らぎ、笑顔になってほしい」と思いを込める。

 同センターの篠原靖志院長は「まるで壁の奥に楽しい世界が広がっているよう。患者さんも職員も楽しい気持ちになれる作品になりそうだ」と期待している。

 

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