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【千葉】

南房総、鋸南、富津 感染への懸念で催し中止相次ぐ

 県内では、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念を理由にイベントなどの中止が相次いでいる。南房総市では、昨年の台風15号による被害からの復興を応援しようと、福島県南相馬市に本拠を置く「相馬ながれやま踊りジュニアの会」が二十三日に予定していた公演が中止になった。市が十七日、明らかにした。

 同会は、鎌倉時代末期から七百年続く「相馬流山踊り」の継承者が二〇一一年の東日本大震災で南相馬市を離れたため、貴重な郷土芸能を守るため、地元の中高生が結成。陣羽織と袴(はかま)姿の約二十人が福島への支援に感謝を伝えようと、全国各地で公演を続けている。

 震災の際、南房総市観光協会の関係者が復興に尽力した縁で、同市千倉町の高家神社で踊りを披露する予定だった。同市観光協会によると、中国・武漢市から帰国した人たちを政府が勝浦市内のホテルに一時宿泊させたり、首都圏各地で感染者が相次いでいることを受け、中高生の保護者らが同じ房総半島の訪問に反対。引率教諭の説得にも応じなかったという。

 同市観光協会は「楽しみにしていた人が多かっただけに残念。観光客のキャンセルも相次いでおり、台風の時より風評被害はひどい」と嘆いた。

 鋸南町では二十二日に、台風被害からの復興を目指し、地元のボランティアメンバーが「町おこし交流会」を企画し、六十人近くを集める予定だったが、ボランティア側が「この時期に人が多く集まる催しを行うのは(感染の)危険性がある」と、中止を決めた。

 富津市で二十五日に予定されていた県シニア芸術祭も中止に。高齢者六百人が歌や寸劇、踊りを披露することになっていたが、主催者が「高齢者は重症化しやすい。何かあったら大変」と判断した。 (山田雄一郎)

 

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