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【千葉】

児童福祉司の増員難航 野田虐待で県が計画 近隣都県で求人高く

 昨年一月に野田市の小学四年生栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が死亡した児童虐待事件を受け、児童相談所の体制強化を図るために県が打ち出した児童福祉司の増員計画が難航していることが分かった。

 県健康福祉政策課によると、主に今春から児童福祉司を二十四人増員採用するため、昨年七月〜今年一月に試験を五回実施したが、現時点の合格者は十二人に留まる。一月の資格取得七年未満対象の試験では、募集十三人に対して受験者は七人だった。

 合格辞退者もおり、同課の担当者は「国の設置基準の強化や、児童福祉法改正で東京都内の各区で児相が開設される予定で、近隣都県でも児童福祉司の求人が高まっている」と説明。「複数から合格を得た人がアクセス、職場の雰囲気から最も良い条件を選ぶ傾向にあるのでは」と推察する。

 新卒者が児童福祉司になるには、児相で児童指導員として一年以上の実務経験などが必要。養成に時間がかかるため、即戦力の経験者も求められる。同課は「今後も試験を増やし、受験資格の条件を緩和するなどして人材確保に努めたい」としている。 (中谷秀樹)

 

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