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【千葉】

野田虐待死公判 「優しく 明るく 愛された」母、心愛さん振り返り涙

 「とても優しく、思いやりがあり、明るく、みんなに愛される子でした」。野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=の虐待死事件で、傷害致死罪などに問われた父親勇一郎被告(42)の裁判員裁判で証言した母親(33)は二十七日、心愛さんについて、こう振り返った。勇一郎被告には「できる限り、重い刑にしてほしい」と厳罰を求めた。 (山口登史、太田理英子、丸山将吾)

 昨年一月二十四日夜、浴室で倒れ、意識のない心愛さんを見た母親は「信じたくなかったが、亡くなったと思った」と涙を流した。

 勇一郎被告と離婚後、母親は心愛さんと二〇一七年七月まで沖縄で生活。心愛さんが小学一、二年生のころ、スケート場を訪れたことを振り返り、「初めは全く滑れなかったが、頑張り屋さんなので滑れるまで頑張っていた」と語った。

 勇一郎被告は一六年、心愛さんと再会した際、うれしそうな様子だったという。心愛さんは「言葉には出さなかったが、笑顔だった」。その後、勇一郎被告が母親と再婚。野田市に移住した一七年七月以降、夜中にもかかわらず起こされて立たされたり、次女の世話を命じられたりするなど心愛さんの生活は一転した。

 県柏児童相談所が同年十一月に心愛さんを一時保護したが、翌月に保護を解除。母親は「正直、賛成ではなかった」と話した。

 母親は勇一郎被告の性格を「二面性があると思う」と指摘。心愛さんが泣いたりする動画を撮影する行為は「とても理解できない」と突き放した。勇一郎被告は、表情を変えることなく、前方を見すえたまま、証言を聞いていた。

 

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