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【記者たちの胸ポケット】

受け取りすら/バンスキー?/○○イチ

越田普之(37)水戸支局記者

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◆受け取りすら

 茨城県東海村には、首都圏唯一の原発である日本原子力発電(原電)東海第二原発がある。原電本店は、再稼働への歩みを止めようとしない一方で、住民の声に背を向け続けている。

 昨年夏、東京都内の本店前で脱原発団体の抗議活動を取材した。参加者が再稼働反対の署名を提出しようとしたところ、本店は受け取りを拒否。「東京電力ですら申し入れ書は受け取ったのに」。炎天下で抗議する人たちの嘆きが心に残った。

 今年三月の記者会見で村松衛(まもる)社長に質問すると「基本的には地元に最大限の誠意をもって対応している」との答えだった。地元以外からの声に耳は貸さない、と言っているように聞こえた。こういう姿勢の事業者に再稼働の資格はあるだろうか。

◆バンスキー?

 正体不明の路上芸術家、バンクシーの作品を思わせる絵が各地で見つかる中、今年三月には茨城県高萩市の有明高浜海岸の堤防にも「出現」し、地元で話題となった。

 堤防に描かれていたのは、ハート形の赤い風船と、それを見つめる少女。市の関係者は「白砂青松の海岸を知ってもらうきっかけになれば」とほくほく顔だったが、見物客には「偽物でしょ」と冷ややかな見方も。

 バンクシーの公式ホームページから問い合わせたところ、「This is not by Bansky」との返事が。ただ、バンクシーのつづりが誤っていた。こちらからのメールは間違っておらず、謎は深まるばかり。遊ばれているのか、本物だとほのめかしているのか…。

◆○○イチ

 茨城県は現在、サイクリストの誘客に力を入れていて、霞ケ浦沿いと筑波山麓に自転車道を整備した。昨年五月には琵琶湖(滋賀県)、浜名湖(静岡県)との連携も決まった。

 琵琶湖と浜名湖一周は、それぞれ「ビワイチ」「ハマイチ」で通っている。霞ケ浦一周は一部で「カスイチ」と呼ばれているが、「カス」の響きが良くないとして、新たな呼び名を考えることになっていた。

 その後の検討状況を県の担当者に聞くと、「もう話し合っていない」。好きなように呼んでもらおうということらしい。個人的にはカスイチにそれほど違和感はないが、皆さんはどんな愛称がいいと思いますか?

<越田普之(こしだ・ひろし)(37)水戸支局記者> 東京都出身。2005年入社。水戸支局で茨城県政や9市町、原発取材などを担当。県内で知り合った人から「茨城なまりがすごいね」と言われる。趣味はプロレス観戦。

 

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