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【新国立競技場問題】

フィールド上か、競技場外か 新国立聖火台「開会式の演出次第」

 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の聖火台について、政府の検討チームは二十八日、設置場所のうち、競技を行う競技場内のフィールドか競技場の外が「技術的制約が少ない」と最も高く評価した。屋根の上や、スタンドについては「課題が多い」などとして評価が低かった。

 検討チームは、当初、競技場の内か外かを特定する予定だったが、五輪の開閉会式の演出に制約を与えないために、基本的な考え方として方向性を示すだけにとどまったという。

 検討チームでは、競技場の屋根の上、フィールド、スタンド、競技場の外の四つの場所を選択肢として検討。屋根の上は「相当数の観客から聖火台が見えず、構造上および工程上の課題がある」として最も課題が多いと判断した。スタンドでは観客席が減り、観戦に一部支障が出るため「慎重な検討を要する」としている。

 聖火台の設置に関しては、今年三月、国や都、組織委など関係機関の幹部が集う五輪の調整会議で、議題に取り上げられ、問題が表面化。昨年十二月に採用した新国立の設計案に設置場所が明記されていないことが明らかになると、世論から「聖火台を忘れていたのか」などと批判を浴びた。

 聖火台の具体的な設置場所は、大会の一年半前までに国際オリンピック委員会(IOC)から承認を得る必要がある。今後、基本的な考え方を土台にして大会組織委員会や国、都など関係機関で検討を進める。

 

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