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【経済Q&A】

羽田試験飛行は7日程度? 日数不足でも本番突入

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 実際に客が乗る国際線を羽田空港新ルートで発着させる「実機飛行確認」は、新ルートの運用が始まる3月29日からの「本番」と同条件の試験飛行です。このうち「南風運用」の試験飛行は2月1日から3月11日までの間に、計7日間程度行われる計画ですが、この間に南風の日が少なかったらどうなるのでしょう。夏になると新ルートの運用は一気に増えるのでしょうか。 (池井戸聡)

 Q 国際線が羽田に着陸する試験飛行は、南風の午後三〜七時に実施するとのことですが、その日の何時ごろになれば実施の有無が分かるのですか。

 A 国土交通省の担当者は「直前まで分からない」と話します。原則は「午後三〜七時のうちの三時間程度」の運用ですが、夕方に南風に変われば、午後五時ごろからの運用もあり得ます。

 運用ルートの現状は国交省の「羽田空港飛行コースホームページ」を見れば分かります。ただ三十分ごとの更新で「リアルタイム」ではありません。国交省の作成ではありませんが、航空機の現在地を示すアプリもあります。

 Q 「春一番」は暖かくなり始めた三月ごろ吹く印象ですが、二月上旬も南風の日はあるのですね。

 A 春一番とは「立春(今年は二月四日)〜春分(同三月二十日)の間に初めて吹く、暖かく強い南風(東京は風速八メートル以上)」のことで、昨年の東京は三月九日でした。一方、昨年二月の午後三〜七時の羽田発着は31%が南風運用でしたから、春一番が吹く前でも例年、弱い南風の日が出てきます。

 Q でも、今年はたまたま南風の日が少ないこともあり得ますよね。

 A 国交省は「三月十一日までに実機飛行確認の予定日数(七日間程度)を確保できなくても、期間は延長しない」との方針で、そのまま本番に突入します。つまり、三月十二日〜運用開始前日の同二十八日の間は試験飛行はない、と言えます。「一月三十〜二月十二日の七日間程度」を予定する北風運用の離陸の新ルートも「試験飛行の期間延長なし」です。

 Q 夏までは日々気温が上がり、南風の日が増えていきますよね。三月以降、新ルートはどの程度の比率で使われそうですか。

 A 国交省は「南風運用は年平均で約40%」とみていますが、二〇一六〜一八年の実績は四〜七月の午後三〜七時はほぼ70%が南風運用でした。東京五輪が開幕する今年七月には、都心上空を旅客機が飛ぶ新ルートが頻繁に使われることになりそうです。

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