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【経済】

岐阜で野生イノシシに陽性反応 豚コレラ感染 拡大の可能性

 農林水産省は十四日、死んだ野生のイノシシを見つけた場合、豚(とん)コレラに感染していないか検査するよう全都道府県に要請した。岐阜市で発見されたイノシシが陽性反応を示したことを受けた措置。国が詳細な検査を実施中だが、感染が確定すれば豚コレラが伝染して広がった可能性がある。

 岐阜市では今月、国内では二十六年ぶりに豚で感染が確認されていた。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、豚が感染したウイルスを解析した結果、今回の豚コレラは海外から侵入した可能性が高いと発表した。

 豚コレラは人や鳥は感染しない、豚やイノシシだけの伝染病だ。野生のイノシシに豚コレラが広がれば、他の地域の養豚場にも伝染する恐れがある。農水省は養豚事業者に野生のイノシシとの接触遮断を徹底するよう指導を強化する方針だ。

 農研機構が今回の豚コレラウイルスの遺伝子を調べたところ、これまで日本で検出されたウイルスと塩基配列の種類が異なった。今回の型は欧州やアジアで検出されていたといい、今後も詳細な解析を続ける。

 豚コレラは致死性が高いことで知られる。

 

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