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【経済】

苫東1号機、再稼働 13日ぶり 2、4号機は来月以降

 北海道電力は十九日、北海道の地震で停止した苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所の1号機(厚真町、三十五万キロワット)を午前九時に再稼働させたと発表した。六日未明の震度7の地震発生以来十三日ぶり。同社は十八日の再稼働を目指していたが、一部工程に時間を要し、ずれ込んだ。北海道電は主力発電所の一角の再稼働で安定的な供給を確実なものにしたい考えだ。

 北海道電は各機器の健全性に問題がないことを確認。「需要状況によって出力に変動があるものの最大の三十五万キロワット出せる状態になった」(広報担当者)としている。

 1号機再稼働により北海道電の供給力は約四百万キロワットまで回復、この時期の最大需要を安定的にカバーできる状況になった。国や北海道は地震後に実施した特別な節電を終了し、例年通りの「無理のない範囲の節電」に緩和した。

 北海道電の予測では、苫東厚真1号機再稼働初日となった十九日の道内電力需要のピークは午後六〜七時で三百八十三万キロワット。電力予備率は安定供給の目安とされる3%を上回る4%を確保する。

 同社の現時点の計画では、2号機は十月中旬以降、4号機は十一月以降に復旧の見通しだが、両機についても修理を急ぎ、できる限り早期の再稼働を目指す。

 1、2、4号機は地震でボイラー管が破断したり、タービン付近で出火したりして稼働不能となり、国内初の全域停電(ブラックアウト)につながったとみられている。

 1号機の再稼働は当初、九月末以降になるとみられていたが、損傷が比較的小さく、予定を早めた。十七日から試運転を続けていた。再稼働が一日ずれ込んだのは、ボイラー内で蒸気をつくる水の水質改善に時間がかかったのが原因。

 北海道電は地震後、四十年以上経過した老朽火力も再稼働させており、プラントが故障するなどトラブルが発生した場合は再度節電を呼び掛けるとしている。

 

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