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【経済】

伊勢丹相模原・府中閉店へ 新潟三越も、郊外店赤字傾向

 三越伊勢丹ホールディングスは二十六日、伊勢丹相模原店(相模原市)と伊勢丹府中店(東京都府中市)を二〇一九年九月末に、新潟三越(新潟市)を二〇年三月に閉鎖すると発表した。総合スーパーや郊外型ショッピングセンターに客を奪われて恒常的な赤字から抜け出せなかった。 (須藤恵里)

 府中店は閉鎖後、テナント入居型の商業施設への転換を検討する。相模原店は自社で保有する建物が老朽化。「維持費がかさむ」として土地とともに売却する。新潟三越は近くの新潟伊勢丹と統合する。従業員はいずれも、他店舗への配置転換で対応する。

 一九九〇年に開業した相模原店は、ピーク時(九六年度)の売上高は三百七十七億円に達したが、二〇一七年度には、ほぼ半分の百九十五億円に減少した。府中店は、開業した一九九六年度の二百六十一億円をピークに売り上げは低下。食品売り場の刷新などの手を打ったが、赤字解消には至らなかった。

 同社は、一七年に三越千葉店(千葉市)と三越多摩センター店(東京都多摩市)、一八年に伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)を閉鎖。採算性の低い地方や郊外店から撤退してコストを抑える一方、三越日本橋本店の大規模改装を進めるなど、外国人観光客の売り上げ増が見込める都心の主要店に経営資源を投入している。

 東京都内で記者会見した白井俊徳常務は、郊外や地方の店舗では「総合スーパーなどとの差別化ができていない店ほど売り上げの低下が激しい」と言及。「数万平方メートルの不動産と数百人の要員を抱える百貨店のビジネスモデルは、地方店では成り立たなくなっている。ニーズに応える店に転換していく」と話した。

 

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