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【経済】

苫東厚真、全面復旧 北海道電力1カ月ぶり

 北海道電力は十日、地震で被災した苫東厚真火力発電所2号機(厚真町、出力六十万キロワット)を同日午前六時に再稼働したと発表した。主力の苫東厚真は全三基のうち1、4号機が既に再稼働しており、地震が発生した九月六日以来、約一カ月ぶりに全面復旧した。

 道内では、暖房使用が増える冬場の電力需要が例年最大五百万キロワットを超え、今年一月の最大需要は五百二十五万キロワットだった。総出力百六十五万キロワットの苫東厚真が全面復旧したことで五百二十万キロワット程度の供給力を確保し、通年の安定供給にめどを付けた。地震前から点検中だった苫小牧火力1号機(二十五万キロワット)も十月末の再稼働を予定している。

 2号機は地震でボイラー管が破損し、蒸気漏れを起こした。北海道電はボイラー管十二本を交換後、九月二十一日に試運転へ移行したが、燃料の石炭を粉砕する「微粉炭機」で異常な温度上昇を確認。内部にたまった石炭の破片の過熱が原因とみられ、出力を落として試運転を続けながら機器の清掃など再稼働に向けた作業を進めていた。

 地震発生当時、道内電力需要の約半分を賄っていた苫東厚真の損壊をきっかけに全域停電が起きた。2号機と同様に蒸気漏れを起こした1号機(三十五万キロワット)は九月十九日、タービン付近から出火した4号機(七十万キロワット)は同二十五日、それぞれ再稼働した。

 

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