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【経済】

米財政赤字87兆円 6年ぶり高水準、減税響く 18会計年度

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 【ワシントン=共同】米財務省が十五日発表した二〇一八会計年度(一七年十月〜一八年九月)の財政収支の赤字額は、前年度比17・0%増の七千七百八十九億九千六百万ドル(約八十七兆円)だった。赤字額は三年連続で拡大し、一二年度以来六年ぶりの高水準となった。

 景気拡大を加速させるため法人税率の引き下げを柱とする大型減税や歳出拡大を進めた結果、財政赤字が膨らんだ。国債増発を余儀なくされ、米長期金利上昇の一因となっている。財政悪化が続けば、世界経済の波乱要因の一つとなる。

 トランプ米政権として二度目の年度会計報告。財政赤字の国内総生産(GDP)比は前年度から0・4ポイント上昇し3・9%だった。ムニューシン財務長官は「無駄な支出を削りながら、力強い成長を促すトランプ政権の経済政策を前進させる」とのコメントを発表した。

 一八年度は歳入は0・4%増の三兆三千二百八十七億四千五百万ドルとほぼ横ばいだった。景気拡大で所得税収が増えた一方で、減税で法人税収が落ち込んだ。関税収入は19・4%増の四百十二億九千九百万ドルとなった。鉄鋼とアルミニウムに対する追加関税に加え、知的財産権侵害を理由とする中国からの輸入品への制裁関税が増収の一因とみられる。歳出は3・2%増の四兆一千七十七億四千百万ドルとなった。長期金利の上昇や国債の増発で、国債の利払い費が膨らんだ。政権が米軍の強化を進めているため国防費も増加した。

 同時に発表した九月単月の財政収支は前年同月の約十五倍となる千百九十一億一千六百万ドルの黒字だった。歳入が微減だったのに対し、歳出が比較的大きく減少したのが黒字拡大の要因。

 

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