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【経済】

米「TPP以上 譲歩を」 対日貿易 農産品関税引き下げ

 【ワシントン=共同】パーデュー米農務長官は十八日、来年一月にも始まる貿易交渉で日本側に求める農産品の関税引き下げ幅について「環太平洋連携協定(TPP)と同等か、それを超える水準を期待している」と述べ、対日輸出の大幅な拡大を目指す方針を示した。ワシントンで記者団の取材に応じた。日本に牛肉や豚肉などの一段の市場開放を強く求めるとみられ、厳しい交渉になりそうだ。

 パーデュー氏は四日にも日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)以上の関税引き下げに言及しており、品目ごとにTPPや日欧EPAといった日本が結んだ貿易協定で最も低い関税率が基準になるとの認識を示した。米側は輸出増を目的とした競争的な通貨切り下げを防ぐ「為替条項」の導入を求める方針も示しており、強硬姿勢が改めて明確になった。

 パーデュー氏は米市場が日本の自動車メーカーを受け入れているのと同様に「日本は米農産品を円滑かつ大量に受け入れるべきだ」と訴えた。

 トランプ米大統領は十八日、ツイッターで、トヨタ自動車やホンダなど日本から米国への投資案件の事例を示し「始まりにすぎない」と述べ、日本との通商交渉の進展による貿易不均衡の是正への期待感を示した。

 米政権は十六日、日本と貿易協定締結に向けた交渉に入ると議会に通知し、来年一月中旬にも正式な交渉が始まる見通しとなった。自動車や農産品、サービス分野の市場開放が不十分と指摘、日本に関税引き下げや非関税障壁の撤廃を求めていく考えを示している。

 

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