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【経済】

日本ワイン、表示厳しく 「国産ブドウ100%で国内製造」のみ

グラスに注がれるメルシャンの「日本ワイン」=30日、東京都中野区で

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 国産ブドウを100%使い、国内で製造したものだけを「日本ワイン」とボトルのラベルに表示できる新たなルールが三十日、始まった。輸入果汁などを使ったものと厳格に区別し、消費者に分かりやすく表示するとともに、国際的に通用する基準を整備して認知度を高めるのが狙い。

 新基準は国税庁が二〇一五年に策定。これまでは業界の自主ルールしかなく、輸入果汁や輸入ワインを原料に使っても、国内で製造したものは国産ワインとうたって販売されるなど、違いが分かりにくかった。

 違反した場合は、行政指導や事業者名の公表、製造免許の取り消しなどの処分が科される。

 国税庁によると、「日本ワイン」は条件を満たせば、産地や品種、収穫年も合わせて表示できる。「東京ワイン」と表示する場合、地名が示す範囲で採れたブドウを85%以上使い、醸造地も同じ場所にあることが条件。醸造地が異なれば「東京産ブドウ使用」とするなど、表示できる内容は変わる。

 海外の原料を使ったものは、ラベルに「輸入ワイン使用」などの表示を義務づけた。

 三十日以降にボトル詰めされるものに新基準を適用し、二十九日までに製造・保存し、三十日以降に出荷した場合は対象外となる。既に、新基準に従い、ラベルを切り替えた商品が流通しているという。

 「日本ワイン」の出荷量は年々増加し、一六年度は前年比5・2%増の約一万五千八百キロリットル。輸入ワインを含む国内市場で4・8%(一六年度推計値)を占める。

 

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