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【経済】

ハイサワー販売好調 割り方いろいろ 「レサワ女子」支持

女性に人気の割り材「ハイサワー」を使ったカラフルなカクテル=東京都品川区で

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 焼酎などに注ぐだけでレモンサワーが作れる炭酸飲料「ハイサワー」の販売が好調だ。主力である首都圏の飲食店向けの販売量は、昨年が前年比17%増の二百六十八万本(二百ミリリットル瓶)と過去十年では最高となった。レモンサワーブームを受けて需要は増えていたが、最近はユズやジャムを加えて飲むなど、レモンサワーの楽しみ方が多様化し、一段と販売量が伸びている。

 東京都内のカフェバーで先月、大葉を入れたり、ブルーハワイシロップを混ぜたりしたカラフルなレモンサワーが披露された。

 これらのレモンサワーはハイサワーを販売し創業九十周年を迎えた博水社(東京)が「進化形レモンサワー」をテーマに公募したレシピの受賞作。「インスタ映え」を意識し、見た目も良い飲み方がそろった。

 選考査員のバーテンダー藤村公洋(きみひろ)さん(50)は「どんなお酒にも合うのがハイサワーの魅力。お薦めはジャム入りレモンサワー」と解説した。

 一九七五年に同社二代目の田中専一会長(88)が米国を視察した際、お酒に果汁などを混ぜるカクテルの種類の多さに気付き、レモンとシロップを加えたジンフィズをヒントにしたハイサワーを開発。八〇年に発売した。名称には「我(わ)が輩(はい)が作ったサワー」との思いを込めた。

 レモンサワーは東京の下町の飲食店が発祥地で、焼酎と炭酸水に生のレモン汁を搾って入れていた。ハイサワーがあればレモンサワーを手軽に安く作れるとあって、元々、お酒に割り材を混ぜて飲む文化があった首都圏でヒットした。

 その後は、若者の酒離れなどもあり人気は下火になったが、ダンスグループのEXILE(エグザイル)が「レモンサワー好き」を公言したことが追い風になり、回復。首都圏の飲食店向けの販売量は今年も前年を上回るペースで五年連続の増加は確実。大阪や名古屋は既製品のレモンサワーが飲食店で提供されるケースが多いが、ハイサワーの引き合いも増えつつある。

 最近は「最初の乾杯はレモンサワーで」という女性が増え「レサワ女子」という言葉も生まれた。ハイサワーは全国のスーパーでも取り扱っており、三代目の田中秀子社長(57)は「家でも自分の好みで割って作るレモンサワーを楽しんでほしい」と話す。 (瀬戸勝之)

<ハイサワー> 焼酎などに注ぎレモンサワーを作るための炭酸飲料。イタリア・シチリア産のレモン果汁や微量のワインを含む。最近ではジンやウオッカ、泡盛に注いで割ったレモンサワーも人気。希望小売価格は1リットル入りのペットボトルが314円、全国のスーパーや酒店などで購入できる。

 

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