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【経済】

スバル、先月まで検査不正 「昨年末で終結」一転 10万台追加リコール

会見で謝罪するスバルの中村知美社長(左から2人目)ら=5日、東京都港区で(嶋邦夫撮影)

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 SUBARU(スバル)は五日、出荷前の完成車の検査の不正が今年十月まで続いていたと発表した。同社は九月二十八日に一連の検査不正を巡る最終報告書を公表。不正は二〇一七年末に終わったと説明していた。不正の期間の拡大に伴い、六日、新たに九車種十万台(一〜十月に製造)のリコールを国土交通省に届け出る。

 ブレーキなど安全にかかわる機器について不正行為がなくなったとした以降も、一年近く不正が続いていたことで、同社の品質管理体制への消費者の信頼がさらに低下することになる。

 スバルは検査工程などを見直すため、国内生産を一時的に減らす。検査不正に加え、エンジン部品の欠陥などでリコールは合計九十三万台になり、二〇一九年三月期の営業利益も八月時点の見通しから三割近く低い二千二百億円に下方修正した。

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 都内で会見した中村知美社長は陳謝し「完成検査問題については必ずここで終わりにする」と話した。引責辞任は否定した。

 新たな不正は、国土交通省が十月に立ち入り検査し発覚した。一部の検査員がこれまでの証言を翻し、ブレーキ検査をはじめ五つの検査で今年九〜十月まで不正が続いていたことを明らかにした。ブレーキ検査の不正は検査場に監視カメラが設置された最近まで続いていた。同社は生産ラインを止めるなどして確認を徹底したとして、「十月二十九日以降は不正は行われていない」としている。

 スバルでは昨年十月、無資格の従業員による完成車検査が発覚。以降も燃費データ改ざんなどの不正が明らかになり、外部の弁護士チームに調査を依頼。同チームが九月に公表した最終報告書では、ブレーキ検査の際、ハンドブレーキも同時に引くなどの不正が行われていたことを公表した。

 

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