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【経済】

スルガ銀、1000億円赤字へ 9月中間連結、不正融資で引当金増

 スルガ銀行(静岡県沼津市)が不正融資問題で信用失墜や多額損失を招いたとして、創業家出身の岡野光喜(みつよし)前会長ら旧経営陣に損害賠償を求め提訴する方針を固めたことが七日、分かった。不正の温床となったシェアハウス向け融資で焦げ付きに備えた貸倒引当金が膨らみ、十四日に発表予定の二〇一八年九月中間連結決算は純損益が一千億円規模の赤字に転落する見通しだ。

 旧経営陣の法的責任の有無などは外部弁護士らでつくる委員会が調査しており、スルガ銀は近くまとまる調査報告書を踏まえて提訴する対象や請求金額を最終判断する。提訴先は静岡地裁になるもようだ。

 シェアハウス「かぼちゃの馬車」を巡る投資は、物件所有者の大半が実際の価値に比べて大幅に高い価格で購入し、返済に窮している。スルガ銀はシェアハウス向け融資の残高が約二千億円あるが、担保に取っている土地と建物で保全できる範囲は限られ、かなりの部分を引当金で損失処理する必要があると判断したとみられる。

 不適切な融資が発覚した創業家のファミリー企業向け融資でも引当金を積み増す見通しだ。

 スルガ銀は九月中間の純利益を前年同期比43・3%減の百二十億円と予想していた。

 

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