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【経済】

広州モーターショー 販売急減速でも中国市場を重視

 【広州=森本智之】中国の自動車販売に急ブレーキがかかっている。それでもメーカーは中国重視の姿勢を崩さない。日本や米国などでの販売が頭打ちになる中、世界最大の市場の中国に懸ける方針だ。

 開催中の広州モーターショーでの記者会見。日産自動車の内田誠専務は「直近は鈍化しているが、中国市場はまだ伸びる」と期待感を示した。

 二〇一七年に中国で売れた新車は二千八百八十八万台で、日本の約五・五倍。仮に販売台数が年2〜3%の低い伸びにとどまっても毎年五十万〜八十万台増える計算だ。日産の別の幹部も「絶対数が大きい。これだけの巨大市場は他にない」と話す。

 だが右肩上がりを続けてきた中国の新車販売は七月以降、四カ月連続で前年割れが続く。十月は前年同月比11・7%の大幅減。一〜十月の累計も前年同期比0・1%減で、通年で前年割れの可能性が出てきた。

 背景にあるのが米中貿易摩擦だ。消費が落ち込み、特に高額消費となる自動車の買い控えが広がった。中でも米国ブランドが敬遠され、米フォード・モーターの十月の販売台数は前年同月比でほぼ半減した。

 それでも世界の自動車メーカーは中国市場に期待する。米ブルームバーグ通信によると、独フォルクスワーゲンの中国事業トップのヨッヘン・ハイツマン氏は「まだ成長する可能性が中国にはある。その可能性は世界中のどの乗用車市場よりも高い」と強調した。

 

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