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【経済】

原油高で貿易赤字 輸入額膨張 10月4493億円

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 財務省が十九日発表した十月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は四千四百九十三億円の赤字だった。原油価格の上昇で輸入額が膨らみ、二カ月ぶりの赤字となった。

 輸入は中東の原油やオーストラリアの液化天然ガス(LNG)、中国の衣類が大きく増加し、前年同月比19・9%増の七兆六千九百二十七億円。輸出は米国向けの自動車などが増え、8・2%増の七兆二千四百三十四億円だった。

 国・地域別では、米国に対する貿易収支が五千七百三十四億円の黒字。黒字幅は四カ月連続で縮小した。飼料用のトウモロコシや液化石油ガス(LPG)、LNG、原油の輸入が増えたことが影響した。

 対アジアは衣類や携帯電話が伸び、輸入額が単月ベースで過去最大の三兆七千五百七十七億円に達した。欧州連合(EU)と中国に対しては輸入額がいずれも十月として過去最大で、収支は赤字となった。

<貿易統計> 製品や原材料の輸出入の状況を示す経済指標。輸出額が輸入額を上回ると貿易黒字、下回れば赤字になる。税関通過時の申告に基づき、財務省が国や地域、品目別に集計し、毎月公表している。東日本大震災後は赤字基調が続いたが、その後は世界経済の回復を追い風に輸出が好調で収支改善が進んだ。ただ、米中の貿易紛争などで先行きの不透明感が強まっている。

 

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