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【経済】

日産、ゴーン会長解任 後任 現取締役から

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 日産自動車は二十二日、臨時の取締役会を横浜市の本社で開いた。金融商品取引法違反容疑で逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者(64)の会長職を解き、代表権も外すことを全会一致で決めた。一九九九年に最高執行責任者(COO)に就任以来、二十年近く日産を率いてきたゴーン体制に終止符が打たれた。(岸本拓也、矢野修平) 

 ゴーン容疑者と共謀したとされる代表取締役グレゴリー・ケリー容疑者(62)の代表権も外した。取締役選任は株主総会での決議事項のため、ゴーン、ケリー両容疑者は取締役としては残る。そのため、日産は臨時の株主総会を開いて経営陣の刷新を検討する。

 同日午後四時ごろから始まった取締役会は四時間近くに及んだ。取締役会後、報道陣に対し西川(さいかわ)広人社長(65)は「かなり長かったが良い議論ができた。厳しい状態だが、一歩、少し進んだかな、というのが実感」と述べた。

 後任の会長については、社外取締役三人で構成する委員会を設置し、現在の取締役の中から候補者を提案する方針も決めた。

 日産の役員報酬は、取締役会議長のゴーン容疑者を中心に決められていた。今後は透明性を高めるため、独立した第三者のチェックする委員会を設置する方針も確認。ゴーン容疑者に権力が集中し、企業統治(ガバナンス)が機能しなかった体制を改めていく。企業連合を組む仏大手ルノーとの関係について「パートナーシップは不変」であることを確認した。

 ゴーン容疑者らは、有価証券報告書に役員報酬を約五十億円過少に記載していたとして、十九日に東京地検特捜部に逮捕された。日産の社内調査で、会社の資金を私的流用していたことも判明している。

 三菱自動車も二十六日午後に取締役会を開き、ゴーン容疑者の会長職を解く。一方、ルノーは二十日の臨時取締役会でゴーン容疑者の会長兼CEO職の解任は見送っている。

 

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