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【経済】

ルノーと関係見直し表明 日産社長「平等でない」 従業員説明会

 日産自動車の西川(さいかわ)広人社長は二十六日午前、有価証券報告書に役員報酬を少なく記載したとして、金融商品取引法違反の疑いで前代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者(64)らが逮捕された事件の経緯を従業員に説明した。関係者によると、西川社長は筆頭株主のフランス大手ルノーとの関係は「平等ではない」と述べ、関係を見直す意向を表明した。

 ルノーは日産の株式の43・4%を持ち、議決権も握っているが、日産のルノーへの出資比率は15%にとどまり、議決権はない。西川社長はこうした関係がバランスを欠いていると指摘。ゴーン容疑者の逮捕が、日産、ルノーに三菱自動車を加えた三社連合の関係再構築につながりそうだ。

 一方、三菱自は二十六日午後四時半から取締役会を開き、ゴーン容疑者の代表取締役会長職を解く。ゴーン容疑者は不正が発覚した日産自動車に続く解任となり、ルノー以外のトップから失脚する。

 日産の説明会は横浜市の本社で行われ、全国の事業所や工場にもインターネット中継された。西川社長が一般の社員に事件の経緯を説明したのは初めて。西川社長は「従業員に申し訳ない。信頼を大きく損ねてしまった」と述べた。

 経営トップが社員に直接、事件の経緯を説明することで、社内に広がる動揺を抑えるのが狙いだった。関係者によると、西川社長は不正行為の概要や社内調査の結果、今後のルノーとの関係などについて話し社員からの質問にも答えた。

 

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