東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

春闘でベア3000円以上 全トヨタ労連要求へ 定期昇給を含む総額重視

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(三百十七組合、三十五万一千人)は十八日、加盟労組幹部を集めた代表者会議を開き、二〇一九年春闘で、賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の要求について、月額三千円以上を目安とする執行部案を示した。グループの大手と中小の格差を解消するため、定期昇給に当たる賃金維持分を含めた全体の賃上げを例年以上に重視する方針も確認した。

 ベア要求は六年連続で、前年と同水準となる。一方、ベアに軸足を置いた取り組みでは大手と中小の格差是正が十分に進まないと判断し、今回の「三千円以上」の水準は参考額と位置付けた。加盟労組の要求案には、定昇分と賃上げの総額を盛り込むよう求めるが、会社側にベアの具体的な要求額を示して交渉するかは各労組の判断に任せる。

 年間一時金の要求は前年と同じ「五カ月以上」とする方針。非正規雇用の処遇改善も求める。一連の方針は来年一月中旬の中央委員会で正式決定する。

 トヨタグループの春闘では大手が先に決めたベアの水準を中小が参考にして追随する慣例があり、トヨタは一八年春闘で、各社の経営課題に応じた労使議論への転換を促すためベア額の非公表に踏み切った。上部団体の自動車総連は一九年春闘で、ベアの金額を掲げず、労組ごとの月給水準を重視する方針に転換した。 (鈴木龍司)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報