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【経済】

ソフトバンク、初値1463円 公開価格下回る 時価7兆円

東証1部に上場し、セレモニーで鐘を鳴らすソフトバンクの宮内謙社長=19日午前、日本橋兜町の東京証券取引所で

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 携帯電話大手ソフトバンクが十九日、東京証券取引所第一部に株式を上場した。初値は千四百六十三円を付け、公開価格の千五百円を下回った。政府による携帯料金の値下げ圧力や、中国大手の通信製品排除の動きが事業の逆風になると市場で受け止められた。日経平均株価が一時二万一〇〇〇円を割り込むなど低調だったことも響いた。企業価値を示す時価総額は初値ベースで七兆三十五億円。午前終値は千三百六十円で、時価総額は六兆五千百五億円となった。

 親会社のソフトバンクグループはソフトバンク株の三分の一超を売り出し、新規上場では過去最高とみられる約二兆六千億円を調達した。六割超の出資比率でソフトバンクを連結子会社にしたままの「親子上場」になる。

 十九日午前は取引開始直後から売り注文が優勢となり、公開価格を割り込んで推移した。市場関係者は「六日発生した大規模な通信障害もマイナスに作用したようだ」と指摘した。

 携帯業界に対する値下げ圧力が強まり、ソフトバンクなど大手各社の業績への影響が懸念されている。グループの中核の通信子会社として、今後の成長戦略に投資家の注目が集まっている。

 一方、ソフトバンクグループは投資事業に専念し、調達した資金を人工知能(AI)などを手掛ける先端企業に振り向ける方針だ。

 ソフトバンクの宮内謙社長は十九日午前、東証での上場式典に出席し、記念の鐘を打ち鳴らした。

<ソフトバンク> 国内の携帯電話大手。孫正義氏率いる当時のソフトバンク(現ソフトバンクグループ)が2006年、英ボーダフォンの日本法人を買収して携帯事業に参入した。15年に社名を「ソフトバンクモバイル」から「ソフトバンク」に変更。国内契約シェアは格安スマートフォン業者の回線を含め25%超で、NTTドコモ、KDDIに続き3位。18年3月期連結決算は売上高が3兆5826億円、純利益は4007億円だった。

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