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【経済】

前会長再逮捕 主導権争いに影響も 日産、ルノーの出方待つ

 特別背任容疑でカルロス・ゴーン容疑者が再逮捕されたことに対して、日産自動車幹部は二十一日、「(日産が企業連合を組むフランス自動車大手の)ルノーにとって、大きなインパクトになるはずだ」と話した。日産は自社が優位な状態でルノーとの企業連合を維持させたい考えで、今回の再逮捕がそのためのルノーとの交渉に「追い風」になることを期待している。 

 退任後の報酬を有価証券報告書に記載しなかったとするこれまでのゴーン容疑者の逮捕容疑に対しては、ルノーの地元フランスのメディアを中心に「形式犯」との批判があった。

 ルノーも「不正を認定する十分な情報がない」との見解。最初の逮捕直後にゴーン容疑者を会長から解任した日産とは対照的に、ルノーは現在も会長兼最高経営責任者(CEO)に留任させたままで、ゴーン容疑者に対する両社の考え方の「溝」は広がっていた。

 日産はルノーと「ゴーン後」の経営の主導権をめぐって激しく争っているが、競争が厳しい自動車業界を勝ち抜くためには、連合そのものは維持させたい考えだ。特別背任容疑での再逮捕について、この日産幹部は「人によって解釈の異なるこれまでの容疑ではなく、非常に分かりやすい。ルノーがどう受け止めるか。ボールは彼らにある」と強調。ルノーが日産と同様に、ゴーン容疑者を会長から解任することに期待感をにじませた。(森本智之)

 

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