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【経済】

サバ缶もヨーグルトも… 消費増税前「駆け込み」?

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 カップ麺や飲料、牛乳など幅広い食品の値上げが三月から相次いでいる。人手不足に伴う物流費や原材料費の高騰を食料品メーカーが商品価格に転嫁しているのが理由だが、十月の消費税増税前の「駆け込み値上げ」との見方もある。 (矢野修平)

 アイスクリームやサバの缶詰、ちくわなどの練り物…。三月からさまざまな食品が値上げされた。値上げはこれにとどまらず四月に牛乳やヨーグルト、六月からはカップ麺などの希望小売価格や出荷価格の引き上げも予定される。店頭での販売価格は小売業者が決めるが、値上げ圧力が強まることは必至で、消費者の負担は重くなりそうだ。

 各社が価格改定の理由に挙げるのが人手不足だ。リクルートジョブズによると昨年十二月のアルバイト・パート募集時平均時給(首都圏・東海・関西)は千五十八円と、二〇〇六年の調査開始以来、三カ月連続で過去最高を更新。トラック運転手の人件費高騰による物流費のほか、牛乳や小麦など原材料費の上昇も追い打ちをかける。

 だが、第一生命経済研究所の熊野英生氏は「人手不足は今に始まったわけではない。この春に値上げが集中するのは、消費税増税前の駆け込み需要が高まる夏場の値上げを避けたためではないか」と指摘する。

 メーカーの希望小売価格の引き上げに対し、首都圏にスーパーを展開する業者は「簡単に店頭価格に転嫁はできないが、こちらも収益を上げないといけない」と頭を抱える。このスーパーは、特売の回数を減らすなどして人気商品の従来価格を維持する方針だ。

 

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