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【経済】

ボーイング2事故、類似点 米当局、運航停止を命令

 【ワシントン=共同】米連邦航空局(FAA)は十三日、ボーイング737MAX8と737MAX9の運航一時停止を命じる文書で、エチオピアで起きた事故と昨年十月にインドネシアで起きた事故に「類似点」があり「共通の原因がある可能性をさらに調査する必要がある」と指摘した。

 命令書によると、二つの事故を起こしたのはいずれもMAX8。インドネシアでは離陸から約十三分後、エチオピアでは離陸から約六分後に墜落。「残骸から得られた離陸直後の機体の状態に関する新たな情報と、衛星データで追った航路」から二つの事故の類似点が浮かび上がったという。

 カナダのガルノー運輸相も十三日の記者会見で、新たに入手した衛星の追跡データに基づき、二つの事故に「類似点がある可能性」を明かした。

 エチオピアの事故機のフライトレコーダー(飛行記録装置)は十四日、パリ郊外に到着した。フランスの航空事故調査局(BEA)が主体となって解析する。

 米航空機大手ボーイングを巡っては、トランプ大統領との親密性が指摘されている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、同社のミュイレンバーグ社長兼最高経営責任者(CEO)は十二日、トランプ氏に電話し、同型機の安全性に対する自信を伝えたという。

◆日本発着、通過を禁止 成田など17路線影響か

 国土交通省は十四日、日本に就航している外国の航空会社に、ボーイング737MAX8とMAX9の乗り入れを停止すると通知した。日本の空港への発着や、上空の通過ができなくなる。航空機の設計製造国である米国の連邦航空局(FAA)が、米国内での運航などを禁止したことを受けての措置。

 国交省などによると、日本への路線を持ち、MAX8やMAX9を使用する計画があったのは、中国の厦門(アモイ)航空、山東航空、韓国の格安航空会社(LCC)イースター航空、シンガポールのシルクエアー、タイのLCCタイ・ライオンエアの計五社。成田や関西など七空港を発着する十七路線が影響する可能性がある。

 関空に二十八日からMAX9で就航予定だったタイ・ライオンエアは機種変更を決定。他の航空各社も十四日までに、母国の航空当局が運航停止にしたり、機種を変更している。MAX8とMAX9を運航する日本の航空会社はない。全日空グループがMAX8を三十機導入する方針。

 

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