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【経済】

国交省、スズキに立ち入り 検査不正 幹部に事情聴取

スズキの検査不正で、立ち入り検査に入る国交省の担当者ら=19日午前、浜松市南区のスズキ本社で

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 国土交通省は十九日、道路運送車両法に基づき、ブレーキなどの検査不正が発覚したスズキの本社(浜松市)を立ち入り検査した。スズキが国交省に提出した報告書について、幹部に事情を聴くなどして内容を確認する方針。一件当たりの台数として国内で過去最多となる約二百万台の大規模リコール(無料の回収・修理)に発展した問題を巡り、事実認定や再発防止策が適切なものかどうかを厳しく検証する。

 日産自動車やSUBARU(スバル)などでも検査不正の問題が相次ぎ品質管理への信頼が揺らぐ。スズキでは二〇一八年八月に新車の燃費や排出ガス測定で不適切な検査が見つかって以降、再調査で不正件数などが拡大してきた経緯がある。石井啓一国交相は十九日の閣議後記者会見で、立ち入り検査に関し「対応が必要となる場合には厳正に対処したい」と述べた。スズキは「国交省の調査に全面的に協力し、真摯(しんし)に対応する」とのコメントを出した。

 報告書によると、スズキはブレーキ検査で不合格とすべきものを合格としたり、資格を持たない従業員が検査印を使ったりしていた。不正は一九八一年六月ごろからあったと従業員が証言している。

 この日、午前九時半ごろ、国交省の担当者十数人が険しい表情でスズキ本社に続々と入っていった。通勤途中の男性従業員は「不正はないと思って仕事をしてきた。一従業員としてショックだ」と話した。

 スズキは十八日に二十九車種、計約二百二万一千五百九十台のリコール(無料の回収・修理)を国交省に届け出た。一件当たりのリコール台数としては国内で過去最多という。

 

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