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【経済】

習氏、一帯一路演説「国際ルール守る」 米へ市場開放アピール

 【北京=中沢穣】中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席は二十六日、経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議の開幕式で演説した。一帯一路に対する批判を念頭に「国際ルールを受け入れ、各国の法律を順守し、事業と財政上の持続性を確保する」と表明した。また、貿易摩擦で協議が続く米国に向け、中国市場の開放や知的財産権の保護など中国の取り組みを訴えた。

 中国が過剰債務を途上国に押しつけているという「債務のわな」批判に対し、習氏は「融資の原則と債務評価の仕組みを整備し、今後の手引きとする」と表明。さらに「インフラ建設や運営、調達、入札などで国際ルールを広く受け入れる」などと、国際社会の懸念払拭(ふっしょく)を図った。

 習氏はまた、演説の半分近くを割き、改革開放の取り組みを強調した。「外国の知的財産権を守り、(外国企業からの)技術の強制移転を撲滅する」「非関税障壁を撤廃し、外国の農産品や製品、サービスをもっと輸入する」などと具体的に語った。トランプ米大統領の批判に応える姿勢を示し、貿易協議での妥結を求めたとみられる。一方で「各国が中国企業や留学生、学者などを平等に扱うべきだ」とも話し、中国の切り離し(デカップリング)を進める米国をけん制した。

 米国は前回二〇一七年の際は代表団が参加したが、今回は高官の派遣を見送った。開幕式ではロシアのプーチン大統領やパキスタンのカーン首相らが一帯一路を歓迎する意向を示した。日本から出席した自民党の二階俊博幹事長も関連会合で演説し、「地域や世界の平和と繁栄に貢献する姿勢を評価する」と語った。

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