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【経済】

貿易黒字9割減少 4月 中国向け輸出不振

 財務省が二十二日発表した四月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は六百四億円の黒字だった。三カ月連続の黒字は維持したが、中国経済減速の影響による中国向け輸出の不振が響き、黒字額は前年同月(六千二百九億円)に比べ90・3%の大幅減となった。原油価格の上昇で輸入額が増加したことも影響した。

 輸出は、半導体製造装置や船舶が振るわず、前年同月比2・4%減の六兆六千五百八十八億円。輸入は、原油や通信機などが増え、6・4%増の六兆五千九百八十三億円だった。原油の輸入増加は価格上昇の影響に加え、米国の経済制裁によるイラン産原油の全面禁輸を五月に控え、輸入が増えた可能性があるという。

 国・地域別では、中国向け輸出が6・3%減の一兆二千三百二十九億円、輸入が5・9%増の一兆五千五百十二億円となり、貿易収支は三千百八十三億円の赤字だった。米中貿易摩擦で中国の設備投資や生産活動が低迷し、日本からの輸出に影響した可能性がある。半導体等製造装置の輸出は41・0%減、スマートフォンやパソコンの部品の半導体等電子部品も21・5%減だった。

 対欧州連合(EU)の貿易収支は三十四億円の黒字。二月に発効した日本とEUの経済連携協定(EPA)の影響もあり、自動車の輸出が7・9%増となった一方、肉類の輸入も46・1%増となった。対米は自動車や半導体製造装置の輸出が増えて、七千二百三十二億円の黒字だった。

 

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