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【経済】

スギとココカラ統合へ ドラッグ業界トップに

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 「スギ薬局」を展開するドラッグストア大手のスギホールディングス(HD、愛知県大府市)と同業のココカラファイン(横浜市)は一日、経営統合に向けた協議を開始することで合意したと発表した。近く両社で準備委員会を設置し、七月三十一日をめどに基本合意を目指す。両社の直近の売上高を合わせると八千九百億円となり、イオン傘下ウエルシアHD(東京)を上回り、業界トップの規模になる。

 スギHDは、中部や関西を中心に千百九十店舗、ココカラは関東や関西を中心に千三百五十四店舗を構えている。既存の店舗網が大きく重ならない上、両社とも、高齢化社会を見据えて調剤部門を中核とした医療・介護事業に重点を置く戦略を進めている。統合効果による相乗効果が期待できる、と判断した。

 ココカラはマツモトキヨシHD(千葉県松戸市)とも資本業務提携に向けた協議を進めている。一日も「協議を継続することに変わりはない」と発表しており、スギHDとの統合交渉と並行してマツモトキヨシとも協議を重ねる方針。合意すれば、さらに巨大な企業連合に発展する可能性もある。ドラッグストア業界は大手による買収で規模拡大が加速し、生鮮食品の商品数を増やすなど各社が工夫を凝らしている。インターネット通販など他業種も含めた競争が激化する中、統合でコスト削減も進め、生き残りを図る。 (大森準)

<スギホールディングス> 愛知県西尾市で1976年、スギ薬局として創業。医療機関の処方箋に対応できる調剤併設型ドラッグストアを主力として関東、中部、関西地方に出店し、2008年に持ち株会社体制に移行した。現在は同県大府市に本社機能がある。19年2月期の連結売上高は4884億円、純利益は179億円。

<ココカラファイン> 2008年に関東地盤のセイジョー(東京)と関西地盤のセガミメディクス(大阪市)が経営統合して設立。本社を横浜市に置く。各地のドラッグストアを傘下に収め事業を拡大した。調剤薬局に強みがあり、子会社で介護事業も手掛ける。19年3月期の連結売上高は4005億円、純利益は91億円。

 

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