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【経済】

中国、米宅配大手調査へ ファーウェイ宛て小包、無断転送

 【北京=安藤淳】中国国営中央テレビは、中国政府が一日、米宅配大手フェデックスが関連法規に違反し顧客の合法的な利益を侵害したとして、同社を立件するための調査の開始を決定したと報じた。フェデックスを利用した中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)宛ての小包が、宛先に届けられず、無断で米国に転送された問題を受けた措置とみられる。

 中国メディアによると、フェデックスは、日本から中国に発送されたファーウェイ宛ての小包を米国に転送したほか、アジア地域のファーウェイ宛ての小包を米国に転送しようとした。

 フェデックスは先月二十八日、これについて謝罪したが「外部からの求めがあったわけではない」と強調し荷物を大量に扱う中でのミスだった、との見解を示した。これに対し中国では「米政府が(フェデックスに転送を)命じたと疑われても仕方がないのではないか」(共産党系メディア)と反発が広がっていた。

 中国政府は一日、米国の制裁関税に対する報復措置として、米国からの輸入品六百億ドル(約六兆五千億円)相当への追加関税率を最大25%に引き上げた。対象は液化天然ガス(LNG)や食料品など五千百四十品目。また中国商務省は先月三十一日、中国企業の利益を損ねる外国企業や個人をブラックリスト化する方針を発表した。

 さらに中国はファーウェイへの締め付けを強める米国に対し、ハイテク産業に欠かせないレアアース(希土類)の禁輸をちらつかせるなど、けん制を強めている。

 

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